Diary

猫を看取る①

茶色い爺さんが旅立ったのは2016年12月21日
朝から「ごはんごなん」と騒いで、ガツガツモリモリ食べて、墨色のオッサンとキャットファイトでひと運動。
爺さん専用毛布が敷かれた、直射日光が降りそそぐソファーでだらしの無い格好で寝ながら虹の橋を渡りました。

その日の私は仕事で、キャットファイトが繰り広げられている様子を見ながら出勤し、少し残業になり、よる9時過ぎに帰宅。

帰宅すると、いつも「ごはんごはん」とにゃーにゃー言いながら玄関に駆け寄ってくる爺さんの姿は無く、ソファーでだらしない格好で寝ている爺さんと、その近くで墨色のオッサンがキョトンとした表情でこっちを見ている。

爺さんどうした?と、触った瞬間、亡くなっていることがわかり、とにかく慌てた。というよりプチパニック状態。
病気の気配なんて無く、毎日元気で、毎日ベタベタゴロゴロ甘々だった爺さんが、ピンピンコロリで何の予兆も無く旅立ったのだ。

生後3ヶ月くらいの頃、里親募集で引き取ったのが1999年8月
正式な生まれ日時はわからないけれど、5月か6月頃の生まれだろうということだったので、年齢は17歳半。まだ若い。
24歳くらいまで生きて、その後は猫又になるだろうなんて言ってたのに、17歳半で突然旅立つだなんて、早過ぎる!

とにかく初めてのことでプチパニックになって、獣医をしている姉に写真を撮って送り、指示を仰ぐ。
保冷剤で冷やしてと言われたけれど、保冷剤が無い!冷凍庫のモノを出して、葬儀まで冷凍庫に入ってもらうことに。
葬儀屋は、ネットでペットの葬儀で検索し、移動葬儀屋さんってのにお願いをしたのだけど、これが大失敗。

あれから5年。

墨色のオッサンは墨色の爺さんになり、今年6月23日に18歳になる。

元気だった茶色い爺さんとは違って、墨色の爺さんは去年の秋には目が見えなくなっていました。
目が見えなくても問題なく元気に暮らしていたのですが・・・。

3月18日、墨色の爺さんの左目が真っ赤になっている事に気付きました。
目が赤いこと以外は何事もなく元気だけど、一応病院へ行き、薬を処方していただき、1週間くらいで元の目に戻りました。
しかし(去年の秋頃から目やに鼻水はあったものの)この頃から目やにや鼻水の量が急激に増えていきました。
目やにも鼻水も定期的に拭うように心がけていても、1時間もしないうちに絨毯やコタツ布団に目やにや鼻水があっちこっちとくっついている、という状態💦

そして3月30日。
再び左目が真っ赤になっていて、心なしか元気がない。
鼻水で鼻呼吸が出来ないようで苦しそう。
残っていた抗生物質を飲ませ、カピカピになって鼻の穴をふさいでいた鼻水を取り去ると、少し落ち着いてきた様子。

この日は水曜日で病院は休み。
よる11時過ぎに病院に来てくれとのことで、夜まで待って診察。
先週は病院へ連れていくのに、移動中ずっと悲痛な鳴き声を出していたのに、この日は鳴く元気もないのか、ずっと静かな状態。

姉から、もう長くないかもしれないので自宅で自分で点滴してくださいってことで、点滴のやり方を教わり、5日分の点滴とお薬を貰って帰宅。

点滴をしてもらった後は再び体力復活したみたいだけど、もしかしたら心の準備をしなければならないのかもしれない。

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