Diary

墨色の爺さんの旅立ち

日曜の夜、虹の橋を渡った墨色の爺さん。
翌日の月曜日は朝から雨。そして友引なのでお葬式は火曜日に、深大寺動物霊園に依頼をしました。

茶色い爺さんのときは突然死で初めての葬儀ということもあり、すぐに火葬しなきゃいけないのでは?とテンパって、24時間受付している業者に電話して依頼したのだけど、この業者がほんと適当過ぎて怪しかった。葬儀後、こんな業者に頼んでしまったことを激しく後悔。

では、どこに依頼すればよかったのだろう?と、調べたら深大寺で動物の葬儀もしているというじゃありませんか!
深大寺といえば鬼太郎!猫又になるチャンスじゃん!(なんじゃそりゃ?)
縁起でもないけれど、墨色のおっさんが旅立つときは深大寺ペット霊園に依頼しようと思ったのでした。

あれから5年。
ほんとうに旅立ってしまった墨色の爺さんを、深大寺ペット霊園で火葬してきました。

茶色い爺さんのときは保冷剤がなく冷凍庫に安置したのだけど、今回はペットシーツを濡らして凍らせて、それをいつも寝ていた座布団に敷いてその上にフリース素材の敷物をして、その上に安置しました。

茶色い爺さんのときの、冷凍庫に安置したのは間違いだったのでは?とずっと気になっていたので、葬儀社の方が車で自宅までお迎えにきてくださった際に聞いてみたところ、冷凍庫での安置も間違いではありませんとのことで一安心。

墨色の爺さんは、翌日の月曜日は硬直して硬くなったものの、火曜日には硬直もとけ、柔らかくなりました。
硬直って解けるものなんだと初めて知りました。

人間の場合は、穴という穴からいろいろ出てくるということで綿を詰めるのだけど、爺さんの場合は、口から少し液体が出てくるだけで、とても綺麗な状態。
綿を詰める必要は無さそうな感じ?
あと、あんなに毎日濡れタオルで拭いてあげても毛並みがボソボソになっていたのが嘘のように、スベスベ艶々になっていることにも驚き。何故?
そして猫用イリコと猫用かつおぶしを購入し、翌日の葬儀で持たせる準備をして、今日の朝を迎えました。

日曜の朝から月曜の夜までずっと雨だったけれど、今朝は快晴!
朝10時半にお迎えの車に乗って、爺さんを抱っこしたまま深大寺へ。
火葬のときに晴れていると天国へ行くという迷信を信じているので、ほんと晴れて良かった。

火葬が終わり、骨壷へ骨を入れる作業。
茶色い爺さんのときはかなり適当な説明を受けながらの作業だったけれど、深大寺ではびっくりするほど丁寧に並べられた骨を、これまたびっくりするほど丁寧に説明をされ、綺麗な状態の骨を丁寧に骨壷へ入れていきました。

やはりちゃんとした業者にお願いするべきだったなと、改めて思いました。
茶色い爺さん、ほんとごめんなさい。

葬儀が終わり骨壷を抱いて葬儀社の方におうちまで送っていただいたのだけど、夕方から再び雨。
そして翌日も翌々日も雨。

墨色の爺さんは、2004年6月23日に、当時勤務していた職場の同僚の奥様のご実家で生まれました。
その同僚の奥様のご実家で猫を保護したら、その猫が妊娠していて、5匹だったか7匹だったか?とにかくたくさんの仔猫を産んでしまい、墨色の爺さんを残してみんなすぐに里親が見つかるも、なぜか墨色の爺さんだけ里親が決まらずにいました。

鼻横にあるハナクソ模様が原因かも?なんて言われながら、姉の病院で里親募集してほしいという事で預かったのですが、その後お試し期間で何軒かのお宅に行くも、なぜかお断りされ続け、気がつけばうちで飼うことに😅

茶色い爺さんの、出もしないおっぱいを毎日吸い
茶色い爺さんのお腹がヨダレで黄ばむほど吸いまくり
それを黙って受け入れる母性丸出しの茶色い爺さん(雄)

毎日茶色い爺さんに遊んでもらい
毎日茶色い爺さんが母親のように身体を舐め

墨色の爺さんは、とくに困った悪さをすることもなく、人に噛み付くことも一度もなく、誰にでも大人しくされるがままの猫だったので、とくに小さなお子様に大人気!

兄弟ではないのに、お腹におそろいの模様があった2匹。
仲は決して良く無かったけれど、あちらの世界で、墨色の爺さんに持たせたごはんを仲良く食べてください。

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